仮面ライダー龍騎ってご存知ですか。
戦わなければ生き残れないヤツです。20年以上前の作品なので、布教はされ尽くされていると思います。けどこの令和の世に龍騎にどハマりした人間がいるんです。今回は私が、なぜ龍騎にハマってしまったのかを、考えて行きたいと思います。
丁度昨年の冬辺りに出会いました、YouTubeでありがたいことに無料配信されているのを見て、どえらい物があるぞと、ド肝を抜かれたのを鮮明に覚えています。
私自身、ライダー派ではなく戦隊派でしたが色んな作品を見て、ライダーも面白いと思い始めていた時でした。ギーツの映画に出るらしいので何となく、見始めようかなと言う感じで見たらまぁ、面白いこと面白いこと。ライダー特有の少し不気味な雰囲気やミラーワールドなど、実際にありそうな未知の世界にとてもワクワクしました。
そして、キャラクターがとても魅力的で、初めはなんだコイツと思っていたキャラも、短い話数でとてつもなく好きになって最期はどのキャラも亡くなるのは惜しいと思っていました。
物語も、怒涛の展開と衝撃の事実を交互に浴びてこんな凄いものが、世の中にあったんだと、衝撃を受けました。
主人公の城戸真司が、底抜けのバカで明るいからこそ、暗すぎる雰囲気にならないで済んでいるのも好きです。だからこそ最期が際立って悲しさが増幅するのも、龍騎の良さだと思ってます。
それになんとしても、ライダーの数の多いこと多いこと。13人出てくるって凄い戦隊より多い、ライダー同士で殺し合う?!なんだそれという気持ちが強かったんですが、いざ見てみるといい塩梅で、ライダーが出てきてミラーモンスターを倒すのが主だと思ってたのも束の間、結構凄いペースでライダーが脱落していって、好きになった時にはもう故人。けどその無情さがこの戦いの厳しさが出ていて、悲しくなる事もありました。
どんな人でも、ライダーになってしまう。凶悪犯罪者から金持ちまで、私達の知らない場所で密かに、息絶えたライダーも沢山いると思うと、本当にどうしようもない感情を抱えてしまう。けど神崎士郎の気持ちも分かるから辛い。誰も行動に移さないだけで、士郎と同じ気持ちの人は現実にもいると思う、自分の家族をどんな手段でも生き返らせたいって人。現実で起こってもおかしくないリアルな雰囲気に涙が流れました。彼ほど悲しき悪役は私が知ってる中では存在しません。
次回は、私が好きな龍騎のキャラクターについて考えていきたいと思います。