元同級生が蛮族すぎる2

※これは事実を元にしたフィクションです実在の人物団体とは一切関係ないです。

 

私の同級生は大変個性的で、順応するのに大変時間がかかりました。みなさんが考える常識を覆す存在ですなので高校に上がってから人間を学びました。基本全員蛮族なので常識がないです、そのため自分が普通だと思ってたことが高校では通用しなかったです。その一例を紹介します

 

 

 

 

 

・ 一人称が私だとバカにされる

この風潮には6年以上悩まされました、私の学校は関西なので女の子の一人称が下の名前かウチでした。私の子なんて数人ほどしかいませんでした、そして私の一人称は何だったかと言うと

「俺」でした

これは、この風潮と自分の性格が災いした結果です。

私は周りより早い段階で、一人称が下の名前と言う事を恥じてしまいました、小学二年生あたりでした。その時クラスを牛耳っていた子が、一人称私の子に対して変だのお嬢様気取りなど悪口を言ってました。その子たちは、いわゆるクラスで浮いている存在でもあった為目を付けられていたのかもしれませんが、あまりにも悪口が激しく今思えばイジメのような状態に近かったように感じました。そして臆病な私は一人称を変える機会を失います。

学年が上がり、これで私って言っても問題無いだろうと思い使ってみましたが、周りからの反応がちゃんと良くないものでした。「お嬢様気取りやん」「似合ってへんで」と言われまた一人称を変える機会を失います。

 

流石に3年生になると、下の名前の子も少し減ったので、一人称をウチにしてみると家族からの評判がすこぶる悪く、私は一人称路頭に迷いました。心の中では私にしたいのに、世間が邪魔しますもう残された一人称はこれしかないと思い私は、3年生の夏休み明け一人称を大胆改革し

「俺」

にしました、初めは色んな疑いが掛けられましたが、意外や意外わりと好評だったのです。おそらくジェンダーの観念から触れるのを躊躇ったと言う説もありますが、特にクラスの頭領から何も言われずに済みました。

 

私は比較的穏便に住んだのですが、一人称が私の子は相変わらず、可哀想な目に合ってました、みんな最終的には私になるのにと、思っていましたが彼女に対する対応は酷く、彼女が変わろうとしていました。

 

彼女が、私に一人称改革の先人として、質問に来ました。彼女とは仲がいい方だったので、相談に乗りました。そして彼女の出した答えにより自体は更に酷い方に向かうことになりました。なんと彼女も一人称を俺にすると言い出したのです。少しびっくりしましたが、俺仲間が増えると言うことで特に何も考えていませんでした。

 

翌朝、クラスの人が「𓏸𓏸ちゃんの一人称俺になっててなんかキモ〜い」と言う会話が聞こえてきました。私の時は特に言われなかったのにどうして、と疑問が浮かびました、もしかして私も陰口言われてたのかと不安に思い友人に思い切って聞いてみました。「俺って言ってるのどう思う」友人は似合ってるからいいと思う。と答えホッとしたのもつかの間、彼女の一人称が変わったことについて友人が触れました。

「𓏸𓏸ちゃん、一人称俺なの変」

あれ、私以外でもダメなのかと疑問に思ったまま月日は流れ、彼女の一人称が俺になったことによりクラス全体でのイジメがさらに酷いものになって行きました。

 

ある日先生がクラスにアンケートを配り彼女のイジメに加担したことがある人は、何をしたか書いて出してくださいと書かれた紙が配られた。もちろん私は彼女とは仲良くしていたし、イジメた覚えもないので白紙で提出し、その後はクラス全体の注意と集会でイジメ問題は収束した。

 

 

今思えば、私が一人称を俺に変えるのを反対しておけば彼女はここまで酷い目に会わなかったのではと悩む羽目になるのであった。そして私は中学デビューと思われたくなくて、一人称を変更出来ないまま中学3年間を終えるのであった。