なんかいっぱ憑いてた話

今週のお題「ゾッとした話」

私中学生の時不登校でして、その理由が人が吐いたと言う理由なのですが、他にも一応原因はありまして、その一つが過去ブログにも書いた部活の顧問で私はソイツにゾッとさせられました。

中学二年の時私は様々な要因が重なってしまい不登校になりました。それを良くないと思ったのが私の祖母です。親は正直半諦め状態でしたが、祖母はなんとか私を学校へ行かせようと一生懸命尽力してくれました。色々試した結果最終的に選ばれたのが

 

「お祓い」

でした。我が家は若干宗教チックな所があり、食べ物に制限があったりよく分からない御札が沢山あったり他にも色々あるのですが、その中で選ばれたのがお祓いでした。私が学校に通えないのを祟りや、悪魔のせいにし始めましたが、これがまさかの展開を迎えます。

 

その前に、どうして顧問が嫌いだったのかとなんでお祓いと言う手段がすぐに出てきたのかを説明させていただきます。

 

部活の顧問は本当に嫌でした。今で言うパワハラモラハラ当たり前、人権すらも侵害するんじゃないかと言う勢いでした。特に贔屓が凄くて、可愛い女の子に対しては沢山練習させて、扱いも上々で挨拶もご丁寧にに返すそんな人間でした。上手い子が可愛かった訳ではなく、入部した当初から可愛い子を選抜して、強化してました。私はそれが悔しくて悔しくて。しかも何が辛いって一緒に入部した友達全員が強化組に行ってしまいました。もう全てが腹立たしいです、そして非レギュラーになった私は、同じ境遇の友達と一緒に暴動を起こすもあっさり拒否。全力で頭を下げても練習を付けてくれませんでした。

そして、非レギュラーのほとんどがテニスに対する意欲を失っていきました。その中でも私を含む数人でなんとか練習させて欲しいと、懇願するも無駄に終わるそんな日々に嫌気が差しました、そして私は不登校への道を歩んで行きました。

 

なぜすぐにお祓いの手段が出たのかと言うと、宗教チックな我が家ですがもう一つあって、親戚の知り合いにお祓いが出来る人がいたと言うのもあるらしいです。親戚の人がとても憑かれやすい体質だそうで、知り合いに占いやお祓いが出来る人がいたそうです。

 

話に戻りましょう、私もそんな憑かれてる訳も無いのにお祓いに行くなんて、何の意味もないに決まってると内心バカにしながら、お寺のような場所に行きました。森のような場所で夏なのにとんでもなく涼しく感じました。5人くらいで行ったのですが、途中で私と祖母とお祓いする人の三人にされました。

私は自分で話す事を許されず、なぜか祖母が最近の私の事情についてこと細やかに話しました。祖母は私が学校に行かない事にたいして、頭がおかしくなったや何かに憑かれてるなど、自分では絶対に考えつかない事を話しました。ありえないと内心バカにしてると、その祓う人が突然

「お孫さん最近変わった行動してませんか」

 

と聞いて来ました、私は何もしてないので、特にないだろうと思ってましたが祖母はびっくりした顔をして

 

「最近急に取り憑かれたようにお父さんの仏壇に手を合わせるようになったんです!」

はい?私はその自覚が無かった、お父さんとは私の叔父にあたる人物で、私が産まれる前に亡くなっている。そんな取り憑かれれたように手を合わせてるてそんなアホなと思いながら、話を聞いていた。

「叔父さんが憑いてますね〜」

マジかよ、そんな楽観的なテンションで憑いてる宣言しないで欲しい。普通に怖い

けど普通にいい霊なので祓う必要は無いし守護霊みたいなものですと言われたが問題は次であった。

「井戸がありますよね、裏山に」

急に私が関係ない話を持ち出されて困惑した、祖母の実家の山にどうやら埋め立てられた井戸があったらしい。ちなみにそこで私の叔父は自害したらしく、その井戸を掘り起こしてきちんとしないと、私の身が滅びるらしい。

「驚きである」

まさかの急展開、井戸の話になってから怒涛の展開。叔父さんが自害したのも知らなかったし、私が滅びるのも意味がわからない。困惑の嵐だか冷静に事は進む。

もう一つ憑いているらしい、勘弁して欲しいが、もうなんでも受け入れられた。

「白い狐」

やっぱり待って欲しい、白い狐とはなんだと混乱してると、親戚の叔母も憑いた事があるらしく、悪い奴では無いらしい。寧ろ良い奴で悪いのを追い払っているそうだ。コイツもいい子だったので、一安心やっぱり悪いヤツなんて憑いてなど居なかったと安心したのも束の間、祓う人から衝撃の一言。

「生霊が憑いてます」

もう何を言われても驚かない、無敵の状態だった。どうせいい子なんでしょと余裕を抜かしていたが、どうも祓う人が深刻そうな顔をしていた。

「貴方最近嫌な人でもいる?」

と言われ、強いて言うなら部活の顧問ですねと言うと、青ざめた顔で祓う人が

「多分だけど、その人の生霊が憑いてる」

・・・!?

普通逆ではないのか!?なんであんたが私に生霊なんか飛ばしてるんだよ。と困惑私でも分かったこれは祓うべき存在だと。祖母がどうやったら祓えるの、と聞くと祝詞を唱えると良いらしい。正直私は信じていない、生霊も狐も。だが一応唱える事にした唱えて約一週間ほどすると、

なんと顧問が原因不明の体調不良に襲われ点滴を打たないといけないレベルだった。

祝詞攻撃が効いたのかどうかは知らないが生霊を飛ばした人間は、最後ろくな事にはならないと聞いていたので驚きだった。

その後顧問はどうなったか知らない、けど確実に言えるのは私の不登校は治らなかった事と、生霊なんか飛ばすものじゃない

 

長くなりましたが涼しくなりましたか?

友人間で話すと百発百中のお話を持ってきました、信じるか信じないかはあなた次第